たわしを散歩ではなくお風呂掃除に連れていくおじさん
東京のほうに、タワシを散歩させながら街を歩く「たわしおじさん」と呼ばれるかたがいると聞いたことがあるが(なんか楽しそう)、日本海側に住むたわしおじさんは今日、散歩用ではなくお風呂掃除という地味な目的のために、たわしを1個買って帰宅した。
おふろの床の目地に詰まった汚れがスポンジではなかなか落ちず、ブラシ状になったものでないと難しいと考えたから。
不勉強なもので、たわしを漢字で書くと「束子」となることを初めて知った。何となく人の名前のよう(「つかこ」さん?)。
テレビ番組なんかで残念賞のような扱いをされているときもあるタワシだが、スーパーで買うと意外といいお値段だった。
身近なようでいて、生まれてからこれまで家の中でみることはあまりなかったような気がする。
パッケージを開いて触ってみると、わさわさした素朴な感触がとてもいい。子供たちも「見せて~」と興味津々だった。
あんまり見せるものじゃないけど、掃除前の床の特にひどい部分。
目地に汚れが詰まる。
今までは使い古しの歯ブラシで掃除していたが、時間がかかって仕方がなかった。
おじさんはたわしに洗剤を少しつけてお風呂の床をごしごしと掃除する。
天然素材の硬さなのでたぶん床を傷めにくいのかなぁと思った。
軽い力で回しながらこすってみた。
さっと水で流すと、とてもきれいになった。
簡単にすっきり汚れを落とせるタワシの活躍におぉと感動した。
日本海側のたわしおじさんは明日も散歩ではなく、お風呂掃除にたわしを連れていきたいと思っている。