アクアビーズアートの仕組みと作り方のコツ
これからの季節、子供たちが家の中で遊ぶ機会も増えるだろうと思い、ちょっと前におもちゃを一つ購入した。
アクアビーズアートという商品。
特殊な素材のカラフルなビーズを並べて絵柄を作り、水を使って固めて、ちょっとしたマスコットや色々な作品にするというもの。
買ったのは「はじめてのアクアビーズアート」。初めてなので。
追記(2015年8月17日)
「はじめてのアクアビーズアート☆」(AQ-S29)は、2015年3月にリニューアルして「はじめてのアクアビーズ☆」(AQ-S40)となっている。
アクアビーズとアイロンビーズとを比較して
ビーズをくっつけて好きな図案を作って楽しむ玩具には、アイロンビーズ(パーラービーズ、ハマビーズとか)というものもある。
これはアイロンの熱を使いビーズを融かして接着する。
玩具店のイベントでいずれも子供と一緒に体験したことはあったが、子供たちが就学前でまだアイロンは危ないかなぁと思ったのと、水を使用して固めるなら子供ら自身で遊べるかと考えたことから、今回はアクアビーズアートにした。
アクアビーズはなぜくっつく?仕組みを調べる
ビーズの玉の大きさは大体4~5ミリくらいで、カラーの丸いものと、半透明の宝石状の形のものとがある。
水を使用してつなげるのだが、どんな仕組みでなぜくっつくんだろう。
アクアビーズアートの箱には、ビーズの原材料は「PVA」と書いてある。
PVAについて調べてみると、「ポリビニルアルコール」という素材だそうで、温水に溶け、接着剤としてよく利用されているそう。
切手の裏の糊にも主成分として使われているとのことだった。
制作後のアクアビーズ作品の匂いと、切手の裏面のそれとは確かに似ている。独特の酸っぱいような匂い。
要するにアクアビーズは糊のかたまりで、水で表面を溶かしてビーズ同士を接着し、それを乾かして固めて、作品を作るという仕組み。
アクアビーズアートの作り方のコツ
「はじめてのアクアビーズアート」には、作品を仕上げるのに必要な道具セットと、基本的な図案が一通り入っていた。
説明書のとおり制作すればだいたいきれいに出来上がったし、作り方に特別なコツは必要なかった。
下の画像のように、アクアビーズをはめるドット穴のついた台(テーブル)へ、ビーズをつかむペン(アートペン)を使って、一つ一つ並べていく。
地道な作業なので、手先と忍耐力が鍛えられるかも。
台の下に図案を差し込んで、その図案のとおり作ることもできるようになっている。
並べ終わったら、セットに入っている霧吹きでシュッシュと水をかける。
作り方のコツではないけれど、ここでの水のかけ方がポイントのようで、水の量が少ないとうまくビーズ同士が接着されないよう。
水にたっぷり浸るくらいにして、ちょっと待ってから水を切り、それから乾かす、という流れで進める(説明書にも書いている)。これがコツといえばコツなんだろうか。
追記(2015年6月9日)
YouTubeにあるエポック社のチャンネルに「アクアビーズを上手につくるコツ」の動画が公開されていた。
作品がそってしまったり、こわれてしまったりしたときの直し方のコツを学ぶことができる。
子供が作った作品
同梱されていた作り方の図案をもとにしたり、自分自身で考えたりして子供が制作したアクアビーズのマスコットや作品。
他にもたくさん。置き場に困った。
アクアビーズアートの弱点
アクアビーズはいわゆる糊が原料なので、水にふれると溶けてベタベタになってしまうのが弱点。
雨はアウトなので、キーホルダーのような飾りにし、外に持ち出すのは難しいかも。
でも、子供たちは自分自身で最初から最後まで制作でき、とても楽しんでいる様子。
作品はお店屋さんごっこ(アクセサリーのお店?)にも使っている。
アクアビーズの新商品はこちら
Amazon.co.jpの「アクアビーズ特集」のカテゴリーをのぞいてみる。