自切した尻尾が再生中のカナヘビ
俗に「トカゲのしっぽ切り」なんて言葉があるけど、トカゲなどの仲間は敵に捕まりそうになると、自ら尾を切断して逃げることがあり、これを「自切(じせつ)」という。
自切して時間が経てば少しずつ尻尾は再生するのだが、生えてくる再生尾はもともとのものより短かったり、色が違ったりする。
少し前に、自切した尻尾が再生中のカナヘビを見つけたので、地面を這いながら不審者のように写真を撮った。
せっかくだから以前の写真と比較してみる
今回発見したものとは違うが、しっぽの長いカナヘビの写真。
カナヘビは元来、尾が長く、体長の大部分を占める。
こっちは尻尾を自切した直後を思われるカナヘビを撮影した画像。
その上でもう一度、今回のカナヘビを観察してみると、再生したしっぽはまだまだ短いし、体色と比べるとだいぶ黒い。
もう少し伸びるんだろうか。
しばらくしたらカナヘビはサササッと物陰へと去っていった。
さすがにこの後の成長は観られないだろうなぁ。